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2021/12/04 01:09
先週末、藤枝の山口農園さんで鶏を絞めるイベントがあり、スタッフとして参加していました。
山口農園さんは無農薬野菜と共に、自然養鶏(広い鶏舎で走り回って育ち、抗生物質など薬を与えない)で鶏を飼い、卵を販売しています。一般的に産卵率が下がってくると鶏を入替え、引退した鶏たち(廃鶏)は業者さんに引き取ってもらいます。
今回はこれまで卵を産んでもらった鶏たちに感謝を込めて、自分たちで絞めてありがたくいただこう、という会でした。
商売として養鶏をやっていくにはどうしても、産卵率が下がった鶏をずっと手元には置いておけず、上記のような流れになります。肉として育てられた鶏ではないのと、自然養鶏だと特に走り回り健康過ぎて筋肉質で、食用とするにはかたすぎて肉としての販売はできず。業者さんに引き取られた鶏の肉はペットフードになるとか、、(←すみません、詳しくは知らずです)。
今回のように感謝を込めて自分たちの手で命を全うさせ、お肉はかたいけど自分たちでいただく、というのは本当に貴重な機会です。参加者さんは大人でしたが、スタッフ関係でちびっ子もいて、恐々と見る子、見たくない子、興味津々の子、さまざま。
写真はもう一人のスタッフさんと参加者さん。今回は、山口さん、もう一人のスタッフさん、私、と3人とも、教わった人や機会が違うため、絞め方、捌き方が違いました。これがなかなか興味深く、勉強になりました。捌き方は他の方法をよく見れなかったのですが、今後教えてもらいたい。
絞める前から一気に精肉の写真になってますが、首を切って絶命、血を流させて血抜き、お湯につけた後に羽をむしる、捌いて精肉にする、という流れです。
藤枝に来て数年、知り合いの農家さんつながりで何度かこのような機会をいただき、廃鶏や役目を終えた合鴨を絞めていただいてきました。基本的には鶏で廃鶏は、肉用の品種でなく、走り回って育つため筋肉質で肉はけっこうかため。
ですが、実は今回の鶏さん、肉付きがけっこうよかったです!ホシノブラックというに肉と卵の兼用品種だそうで、だからなのか?個人的にとても満足度が高かったです。
自分で捌くとよくわかるのですが、スーパーなどで売っている胸肉ってすごい大きくて、一体生きてる時にどれくらいのサイズだとあの胸肉の大きさになるんだろうか??と疑問が一杯です。肉用品種、育て方、の違いと思いますが。(写真は右端が胸肉、私のこれまでの経験上ではとても大きいです)
肉の半自給を無理のない範囲でやりたいなと思っていて、もっと経験値や技術向上を、と思ってます。興味のある方、経験者の方、教えてもらいたい、語り合いたいです。
今回私も一羽いただきました。ふだん内臓系は好んで食べないけど、こういう時だけは砂肝、心臓はいただきます(レバーはどうしても好きではない、、)。新鮮でおいしい。お肉はまだ途中ですが、かためだけどおいしかったです。おおまかな肉を取った後のガラで鶏ガラスープを作り、冷凍保存で年中利用します。
次回12月12日(日)午後(13時~か14時~、二時間ほど)に再度開催します!
詳細はこちら→
気になる方はぜひこの機会に!