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2021/09/18 23:13

田んぼの話 <ジャンボタニシ>
~ジャンボタニシか、合鴨か、人間か、誰が除草をがんばるか~
ジャンボタニシって知ってますか?
正式名称「スクミリンゴガイ」。
日本中の田んぼに年々着々と分布を広げていて、生息地ではどぎついショッキングピンクの卵が田んぼ周りなどに散見されます。




このジャンボタニシ、田植え後の柔らかい小さい稲を食害する、という理由で、ものすごい害虫扱いされて一般的に農家さんからは必死に駆除されているのですが、、、。
実は、無農薬農家さんでは、うまく管理すれば雑草を食べてくれる、すばらしい除草効果のある生き物として活用されています。
以前、私が手伝いをした無農薬の農家さんの田んぼでは、ジャンボタニシ駆除剤は使わず。田植え後しばらくしたら、苗が日に日に減ってくる、、、、。しばらくしたら田んぼの半分くらい、苗がなくなってる、、、。あれっ??田植えしたはずだよね??という状態。これは米農家さんにとって、本当に脅威、恐怖です!
ジャンボタニシは一方では、雑草も食べてくれます。除草剤を使いたくない、という無農薬農家さんは、田んぼの水管理をしてジャンボタニシを活用します。
彼らは柔らかい草を好んで食べる、水位が低すぎると活動が滞る。→田植え直後の苗が柔らかいうちは水位をほぼなくして、ジャンボタニシをおとなしくさせる。雑草がでてきたら、水位をほんの少しづつあげて雑草をたべてもらう。稲の茎が太くかたくなるのにあわせて水位をあげ、稲の苗を食べずに雑草を常に食べるようにコントロール。(もしくはあえて苗を大きく成長させてから田植えするなど)
うまくやれば、本当に雑草がなく、稲だけ残る、というすばらしい効果に!田んぼの地面の水平が一定でないと、水の深いところは稲が全滅、ないところは雑草も稲もある、ちょうどいい所は雑草だけなくて稲が残る。
始めに書いた「稲がない、、、田植えしたはずだが??」というのは水位の管理がうまくできなかった例です。
ジャンボタニシ生息地の無農薬米農家さんは、ジャンボタニシ活用除草の人も多く、それまで人力で頑張ってたのが嘘みたい!あの苦労はなんだったの??すっごく楽になった!!という人も。
合鴨農法のように、家畜として合鴨を飼育する手間(ヒナ購入、獣や鳥よけのネットはり、餌やり、最後は絞めるまでの飼育)もなし。
一方で一般的な米農家さんは、田植え後にジャンボタニシ駆除の農薬をまくのが必須の作業といわれています。
除草剤をまいて雑草を抑え、ジャンボタニシ駆除剤をまいてジャンボタニシを駆除。それでもまだいるジャンボタニシを捕獲してバケツ一杯処分、とかそういう光景です。
なんかおかしくないかこれ、、、??どういうこと??活用するかしないかの違いがすごくて、私も困惑しました、、。
ところで、瀬戸谷地区は、私が来た5年ほど前にはジャンボタニシはいませんでした。もっと平地の町の方や海寄りの焼津市の方にはすでにいたのですが。
その後2年後くらい?「あっ!いる!!ついに奴らがやってきた!」と瀬戸谷で発見。年々瀬戸谷を北上中。日本中で、生息地が着々と広がっています。寒さは弱く、東北より南の地域のみのようです。
以前関わった田んぼで苗半滅の憂き目に何度もあったため、私が今年管理した田んぼではジャンボタニシに苗1本たりとも食われてたまるか!!と気合を入れて水位を低くして、「雑草生やしてもいいから稲を守る方針」に。
結局、水位の調整そんなにうまくできなかったのですが、水位つねに低かったからか、雑草多少生えたけど、稲はほとんど食われずにすみました。
でも水位低いの続け過ぎて(水が足りな過ぎたからか)稲の成長遅すぎて周りより明らかに貧弱なかんじに、、。ごめん、稲。
でも夏頃からだんだん盛り返してそこそこよい状態へ成長。なんとか穂をつけてくれました。ありがとう、稲。


↑たくさんいる。ここはよい数のようで、雑草食べて稲が残っている

他と比べるとけっこう貧弱なかんじでした。



だんだんがんばってきた

↑穂がついた!よかった。

ジャンボタニシは外来種の生き物で、日本の元々の生態系を乱しているのは確かなので、ジャンボタニシを歓迎して活用を続けるのが本来のよい形かのかは分かりません。
何かのきっかけで一斉に広まったので、何かのきっかけでいなくなることも考えられるし。とりあえず、今はありがたく活用している無農薬農家さんは多いです。
ちなみにジャンボタニシなしの地域の無農薬農家さんは、雑草生やさないため水位深くして、水タプタプの田んぼが多いです。
もしジャンボタニシのいない地域で、自分の田んぼに除草目的でジャンボタニシを入れ込んだら、、、。そこから周囲にも広がっていき周りの農家さんを敵にまわし、もうその地で農業を続けるのは難しくなると思うので絶対にやめた方がよいです。

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