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2021/05/06 00:19
今日は「釜炒り茶 柴本」さんで釜炒り茶の製茶をしてもらいました。
こちらは茶葉を鉄鍋で炒っている写真。facebookの方では動画をのせているので、よかったらご覧ください。(このページに動画が投稿できずでした)
facebook「瀬戸谷のめぐみ茶園」→
5月5日の2つの投稿に動画ありです
●釜炒り茶とは?
釜炒り茶は、緑茶の一種です。
お茶の種類には、発酵の度合いで主に3種類あります。
・発酵茶→紅茶
・半発酵茶→烏龍茶系
・無発酵茶→緑茶
茶葉は収穫後にそのままおくと酸化発酵していくのですが、加熱をすることで酸化酵素の働きを止め発酵を止めます。
製茶の工程の最初に加熱して発酵を止めるので「無発酵茶」とするのを緑茶といいます。
その加熱方法が二種類あり、
・蒸す→「煎茶」になる
・炒る→「釜炒り茶」になる
だけど、日本では緑茶というえば=煎茶!ほとんど全ての緑茶が煎茶です。日本一のお茶処の静岡でも緑茶といえば煎茶のこと(むしろお茶といえば煎茶のこと)。
九州の一部の地域では伝統的に釜炒り茶が作られていました。牧之原市の「釜炒り茶 柴本」さんでは、静岡では珍しい釜炒り製法を取り入れてお茶作りをしてます。
●味は?
香ばしく、煎茶より烏龍茶に近い風味です。烏龍茶は発酵をさせるので違う種類のお茶なのですが、途中で釜炒りするため、風味や茶葉の見た目は烏龍茶に近い印象です。
旨みがあり、和食に合うお茶が煎茶だとしたら、すっきりとしていてお肉料理や中華や洋風の食事に合うのが釜炒り茶かなと思います。最近の食生活や若い人にはむしろ飲みやすいと思います!
そして、私も実は釜炒り茶のことはよく知らず、お茶園を始めてまもなくして「釜炒り茶 柴本」さんでの製茶の様子を初めて見て、おもしろさと驚きで自分のお茶園でも作りたい!となり、翌年から釜炒り茶作りをお願いしています。
製茶の工程は、また後程!