- HOME
- BLOG
BLOG
2021/05/04 00:05
日中、日差しがかなり暑いですね!でも朝晩はまだけっこう涼しい。山は木陰だと肌寒いくらいです。
「かぶせ」のお茶は少し収穫が遅くなるので、近隣でも通常の収穫は終わり近いですが、かぶせはまだこれからの所がたくさん。
●「かぶせ」をする茶畑
こちらは収穫手伝いに伺った農家さんの「かぶせ」をしている畑。黒いメッシュのような遮光シートをかけて半月以上おくことで、茶葉の渋み成分が少なく、うまみ成分が多くなります。こちらは抹茶用の茶葉です。
玉露、かぶせ茶(玉露と普通の煎茶の間くらいのお茶)、も同様に遮光をして栽培するお茶になりますが、遮光期間や加工方法がそれぞれ違います。
遮光シートをするお茶の場合、収穫半月ほど前に遮光シートをかぶせる作業、収穫当日は遮光シートをはがす、収穫する、はがした遮光シートをしまう(たいてい茶畑近くにシートをしまう小屋がある)となります。収穫当日は通常の収穫の倍くらい人手や時間がかかるので、なかなか大変な作業に。
遮光シートをはがすと、茶葉の色がシートなしのそのままの茶葉の黄緑色とちがい、緑の色が濃いです。ぱっと見でわかるくらいです。(写真撮れず)
抹茶は自分でたてる人は少ないかもしれませんが、玉露やかぶせ茶は急須で淹れられる茶葉なので興味のある方はぜひ飲んでみてください(瀬戸谷のめぐみ茶では作っていないです)。ちなみにふつうの煎茶より基本的にけっこう高価です。
味は本当にうまみ成分アミノ酸が凝縮したような、出汁のような、海苔のような、風味です。個人的には、日常的にガブガブ飲むというよりここぞという時の特別の一杯、というイメージです。皆さんどうでしょう?
始めの写真のようにぴったりかぶせることが多いですが、茶葉をより伸ばしたい場合、アーチ形に資材を設置してかまぼこ型にシートを仕立て、中で茶葉がもっと伸びるようにする場合も。
かぶせの畑は収穫したかが一目瞭然。緑の部分が収穫済、黒い部分がこれからです。
ところでザラっとした表面と細長いこの感じがすごく太巻きっぽい、、といつも思ってしまう。